2009年11月3日火曜日

ストーリーを描いてみる

無事、トリオに戻れました!

しかし、いつもの日曜ではなく、土曜夜の練習だったため、
仕事帰りで、少々くたびれていたバイオリン弾きは、
最初に、チェロ&ピアノのDuo練(!)を促すのでありました。

と、練習の仕方にも、バリエーションが富んできました。

この土曜夜の練習というのは、どうにもクセモノで、
一週間の疲労感がにじみ出てきて、調子が出ませんね~。

初めてプログラム全曲の録音を録ってみたのですが、
変なところで、速くなったり、遅くなったり、
と“呼吸の乱れ”が散見されました!

弾いてる時は必死で、でも、何故合わないのか??
と思っていたのですが、どうりで!!


ピアソラ好きの方に「良いプログラムですね!」
と褒めていただいたのですが、
後半は、なかなか聴き応えありそう!な仕上がり具合です。

前半が不安定、とも言えるのかもしれませんが!


それにしても、録音の度に、「あ!録音されてない~!」
(録音でなく、再生ボタンを押していた!)とか、
私たちに笑いを提供してくれるピアノ弾きでした。

編集するのが面倒なので、この声が入ったままの録音を
通勤の行き帰りの電車で聴いているのですが、何度聴いても笑えます。


さて、今度の演奏会は、トリオとしては、もう二度目ですから、
初めてだった前回のように「とにかく弾いてみた」だけでは、
もう新鮮味(?!)はありません。

二度目の凄み(!)を出したいわけです。

それにしては、まだ、三人がいろんな方向を向いているように思えるので、
「悪魔のロマンス」を例に、ストーリーを語ってみました。

このソロの時の「物語」は、こうです、とそれぞれ語り合うわけです。

すると、譜面にかじりつくだけから、
何か昇華されてくるものがあるように感じます。

つまり、同じストーリーを描いて弾く、ということですね。

何より、それぞれの考えを知ることで、
「深いな・・」という感動も沸き起こります。(←本当か???)

実際、ピアソラの音楽には、そんな広がり感がありますね。


たまたま、Halloweenの日でしたので、道すがら、
妖精などの完全フル装備のいでたちをしたチビッ子たちに出会えました。

我らも、練習場のドアを叩く時には、驚かそうという魂胆でしたが、
打ち合わせ不足により、失敗に終わりました・・・。

練習後のお楽しみは、カボチャ味のどら焼きでした。
(どら焼きは、バイオリン弾きの好物)

栗好きのピアノ弾きのために、
「栗味」も用意されたのは、言うまでもありません!

そして、この晩より、名字で律儀に呼ばれ続けていた
チェロ弾きの呼び名が、若々しいものになりました♪

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