2009年11月10日火曜日

春は訪れるのか?

予定していた本番当月の練習が、1回減ってしまう危機に遭遇し、
バイオリン弾きが、急きょ、新たな練習日を呼びかけました。

そして、今までに見たこともない程の(?)チームワークを発揮し、
急きょ、練習が実現した次第です。

これは、このまま、何となく本番に雪崩込みたくない!
という、皆の気合の表れ、と思います。

合いにくい箇所の確認を重点的に行いました。

バイオリン弾きが、皆の記憶力を心配して(何せ11曲ありますので~笑)、
「曲順の方が覚えやすいか? ランダムでもOKか?」
との問いに、ランダムでもOK!の返答だったので、
曲順ではなく、不得手の曲をピックアップしていくことにしました。

面白いのは、何度やっても合わなかったところが、
「合わせどころ」のポイントをある時発見すると、
途端に合うようになることです。


また、前回からの「物語」を考える練習法は、段々身についてきて、
それが、またアンサンブルの面白味を増しているようです。

今回は、「ブエノスアイレスの冬」で討議。

「最後は、春を迎えてますよね?」とチェロ弾きが言うので、
「エエーッ、春がやって来るの~?!」とバイオリン弾きが、びっくり仰天。

つまり、最後の方の曲調が「緩んだ」感じでの場面です。

バイオリン弾きが、これは冬の寒空の下であたっている焚き火の暖かさで、
吐く息も白くて、まだまだ長い冬が続くね、で終わっている、と主張。

チェロ弾きは、何度も何度も繰り返された冬の嵐の後、
ようやく、段々あったかくなってきて、春が来て終わる、と主張。

ピアノ弾きが、じゃあ、両方やってみよう!と言うので、
春が来て終わる版と、冬のまま終わる版を弾いてみる。

春を意識すると暖かく感じ、冬のままだと寒く感じるから不思議!

さあ、本番では、春が訪れるのでしょうか??(本番に「つづく」)


それにしても、この日の練習で、1つの壁を越えたように思います。
スッキリした!という感じです。

それは、気になっていた曲が何とかなりそう!という確認ができたのと、
もしかしたら、最後に弾いた「リベルタンゴ」が私たちの得意曲だ!
と判明したからなのかもしれません。

不得手と得意がわかった秋の日の晩でした。

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