2009年10月30日金曜日

「ロス・タンゲーロス」byパブロ・シーグレルに学ぶ

今月の記事を“奇数個”にするため、記事を追加します!

先日、何気なく立ち寄った古CD屋さんで見つけて、
思わず興奮して、購入したのが、2台ピアノによるピアソラ曲集の“Los Tangelos”。

アレンジと、ベース側のピアノを担当するのが、
ピアソラ五重奏団の一員だったパブロ・シーグレルです。

いつか聴いてみたいと思っていたのですが、後回しになっていて、
いざ、目の前で実物を見て、今だ!と思ったわけです。

96年(確か、というのは、今、手元に無いので・・)に出たようで、
写真のパブロ・シーグレルも、まだまだカッコ良い。

ここで明かしてしまうと(!)、キンテートの中では、
群を抜いて(!)パブロ・シーグレルがカッコ良いと思っている私です。

それはさておき、このCDは、なかなか味わい深い!

シーグレル1人で、ここまで、ピアソラ的になるのか!という驚き。

そして、もう1人の稀代のピアニストさんも、
弾いたことのなかったタンゴのリズムには苦労した、と書かれていたけれど、
ご自分なりに克服して、乗って楽しんでいるのが、伝わってくる音楽です。

つまり、ここには、奏者としてピアソラにはまってしまう、
そして、それが、とても楽しい、という、
私たちが日頃直面している同じ“感覚”が感じられるのです!
(演奏レベルは、段違いですけれども・・)

次回のライブは、そんな思いを込めたものにしよう!と思いました。

とにかく、奏者にとって、何度弾いても楽しい曲の数々。
これだけ楽しめる曲を遺してくれて、ピアソラ有難う!という気持ち。

だからこそ、ピアソラが喜んでくれるよう、ピアソラ風に弾くのだ!
という意気込み。

ピアソラは、上手く弾くのでない。スイングして弾くのだ!

それが、皆さんに伝わることができれば、大成功としよう・・・。

何だか、難しくて弾けないことへの「言い訳集」と化していますが(苦笑)、
あと、ちょうど1ヶ月もあるのですから、前向きに取り組むのみ、ですね。

2009年10月27日火曜日

弦セクションの特訓

弦セクションは、1ヵ月後の本番に向け、
気合を込めて、特別練習を行いました!

というのは、急きょの成り行きでして・・・。

先月のチェロ弾きに続き、今回は、ピアノ弾きが、
体調不良に見舞われまして、セクション練習になりました。

といっても、Trioですから、ピアノが不在となると、
Duoになってしまうのですが!

こんな弦だけの練習は“初”で、何やろうか??なんて始めたのですが、
あっという間に練習時間終了。結局、全曲は弾けませんでした!

今まで、何となく雑に感じていた理由が、お互いわかった!
というところでしょうか。

バイオリンとチェロのユニゾンは、結構よく出てくるのですが、
いつも譜面どおりに弾いていなかったバイオリン弾きは、
「ここは(八分でなく)四分で弾いてます?」とチェロ弾きに指摘されて、
初めて「あ!」と気付く有様。何ヶ月そうやって弾いてたんでしょう!

ピアノがいないと、リズム感とか、次の入り、というのが、
上手いことタイミングが合わず、何だか消化不良ぎみ。

でも、弦だけでも、独立して美しく弾かなければ!との思いは強まりました。

しかし、今回も、このチャレンジングなプログラムをこなすのは、相当大変です。

まるで、トリプルアクセルを3度跳ぶと決めた浅田真央ちゃんの如くに高難度です。
タラソワコーチ曰く、「避けることは簡単だけど、これを決めれば、歴史に残る!」。

我々も、歴史を残そうではありませんか!!(どんな歴史になるのか??)

とにかく、Trioとあっては、「一人一人の役割は大きい」と
と2種類のDuo練習をして、強く実感したバイオリン弾きでした。

順番として、次に倒れるのは私か?(笑)
という嫌な予感は、この際、台風とともに吹き飛ばしてもらい、
残り1ヶ月の準備に、全力を傾けたいと思います!!

いやぁ、それにしても、弦だけのむき出しになると、
色んな気付きがあるものですね!

2009年10月21日水曜日

2009年11月29日(日)ライブVol.7 in六本木

お待たせしました!

前回6月のライブから、さらに熟成と面白味の増した(!)
Piazzolla Time Trioによる、全曲ピアソラでのライブ、第二弾です!

秋らしく、そして、ピアソラの魅力のぎっしり詰まった
プログラムになりました。

皆さん、お誘い合わせて、ピアソラを満喫しにいらして下さい!

Piazzolla Time Vol. 7 in 六本木

日時: 2009年11月29日(日) 開場: 13時半 開演: 14時
場所: 地下鉄六本木一丁目/六本木駅下車
    個人宅サロン(詳細・地図は、お申込みの際にご案内します)

曲目:
オブリビオン(忘却)
フガータ
ブエノスアイレスの秋
ブエノスアイレスの冬
ミルトンの肖像

エスクアロ(鮫)
リベルタンゴ
キチョ
アディオス・ノニーノ
悪魔のロマンス
天使の復活

参加費:今回は無料です!!

演奏後のTea Timeもお楽しみいただけます。

お申し込み・お問合せ:
下記メールアドレスより、お願いいたします。
お申込みは、お名前と人数をお知らせ下さい。
piazzollamusica@yahoo.co.jp


本日から、ご予約を受け付けております。
どうぞ、奮って、ご参加くださいませ!

※ 今回は、会場の都合により、当日受付がございません。
  事前にお申込みいただけますよう、ご協力お願い致します。


追記:11/25で、お申込み受付は締切とさせていただきました。
沢山のお申込みをありがとうございました。

2009年10月8日木曜日

次回ライブのお知らせ(速報!)

次回のライブ、Piazzolla Time Vol.7は、
11月29日(日)開演14時、六本木での開催と決まりました!

お申込みを今月半ばぐらいから開始したいと思っていますので、
詳細は、その際に、改めてご案内いたしまーす。


さて、曲目、曲順(まだ揺らぎはあるものの)が決まりましたので、
前回の合わせ練習では、現在のポジションを確かめるべく、
初録音に挑みました。

ようやく曲全体がつかめてきて、流れてはいるものの、
指使い、弓使い、アンサンブルのバランス・・・課題は満載ですね。

自分では弾いてるつもりじゃない音楽が聞こえてくる・・・。

我らの中で熱い(?!)話題は、「ブエノスアイレスの秋」と「冬」の2曲を
続けて弾くのか、分けて弾く(「分ける説」とチェロ弾きが呼ぶ)のか?

今のところ、「続けて」弾くことになっていますが、
本番まで、どうなることかは定かでありません。お楽しみに?!


ここの練習場に住まう猫ちゃん、その名もビバルディに、
お手を教えるべく、早速試みると、礼儀正しいお手というより、
パンチされてるような?お手は、何度か成功!

以後、こちらのトレーニングにも励みます!

2009年10月5日月曜日

「ブエノスアイレスの秋」で華麗に舞う男

11月の本番に向けて、猛練習中の曲が、「ブエノスアイレスの秋」。

いよいよ、このカッコよい曲に挑戦できる時が来た!と嬉しくなりつつも、
弾きこなす難しさに、四苦八苦してもいます。

仕上がりが心配で、見送ろうかとも思いましたが、
「このトリオで、秋に『秋』を弾けるのは、これが最後!」
の思いで、三者三様、励むことに決めました!

さて、今年、特筆すべきは、
一旦は、足の怪我のために競技から引退していたフィギュアスケートの
ステファン・ランビエルが復帰することになり、
この「ブエノスアイレスの秋」で滑るのだそうだ!

You Tube画像は、こちらをご参照下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=-2JmLCh7-WY

私たちの大好きな曲を世界のトップレベルの選手が、
実に華麗に、芸術的に滑ってくれるなんて、本当に感激です!!!

ぜひとも、オリンピックで、この姿を見たい!!

応援も兼ねて、私たちも精一杯、11月に「秋」を表現したいです。

既に、心の中では、「秋」を滑る彼に、金メダルが輝いています!

バイオリン・ソロのところで、魅せ場のジャンプが入ってるのもまた、
バイオリン弾きには、嬉しいのです♪