2009年11月17日火曜日

離見の見で

11月の練習は、三段跳び仕立てになっています。

前回は、ホップ!
今回は、ステップ!
そして、いよいよ次回の前日練習では、ジャーンプ!

となれば良いな~!と思って、練習に励みます。

何だかんだと、先月の終わりから毎週顔つき合わせてるので、
夢にまで、出てきちゃいました、練習風景が!

でも、ピアソラは弾いていないのです。

なぜか、チェロ弾きがピアノに向かって、
JAZZばかりを弾きまくっていて(しかも、ピアソラ弾くより上手い!)、
無言で「ピアソラ弾くのは、もうイヤだ!」と背中で語っている

・・・という、変な夢でした(笑)。


今回は、オペラ好きの御夫人(仮にバーバラさんと呼びます)のおかげで、
プールの見える(!)お庭を背景にして、弾くことのできる会場です。

私たちトリオとは面識もなかったのに、
寛大にもお招きくださったバーバラさんの心意気に、
私たちは心底、心を打たれ、感動しています。

ですので、バーバラさん大感激!の音楽がどんなものになるだろうか!
と想像し、励んでいます。

つまり、ピアソラが言うように、自分が弾きたいように弾いたのでは、
いけないのです。

これを日本の誇るべき世阿弥は、「離見の見」と言いました。

つまり、自分側でなく、お客さん側からの視点で弾く、ということです。

ようやく弾けている、から、「離見の見」で弾く。
これが、私たちの今回の目標です。

ですが、これは永遠の目標とも言えるものですから、
今回、私たちは、このように考えてみました。

「ピアソラを弾く楽しさ」を伝える演奏にする。


「ステップ」の度合いを確認すべく、全曲録音をしましたが、
聴いてみると(私のレコーダーには、なぜか2曲目までしか入ってませんでしたが・・)
それらしくは、聞こえてくるようになりました!

特に、フガータ!

この曲のアレンジは、チェロ弾きが1年前にやってくれていたのですが、
「これをバイオリンで弾くのか??」という、当初は、高難度の譜面でした。

が、何とか指と弓が回るようになってきました。

この曲が、楽しさ溢れて聞こえてくるとは・・・、涙が滲みそうです。(なーんて!)

さて、残り2週間を切りました。

あとは、各自インフルエンザ等にならないよう、
体調管理に努め、あきらめずに練習に励むのみです。

マエストロにも、今回の演奏会をご報告いたしました♪

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