2009年11月30日月曜日

ピアソラ・ライブVol.7(2009.11.29)後記-Vn弾き

アメリカ公使公邸での演奏会は、
皆さまのおかげで、とてもとても素敵な時間となりました。

これも、快くお招き下さった音楽好きの御夫人のおかげです。

バイオリン弾きとチェロ弾きは、演奏会当日に、
初めて伺ったのですが、玄関前に到着した途端、
予想を超える素晴らしい邸宅にびっくり仰天です。

そして、何と、到着と同時に、スッと扉が開いて、
御夫人自ら、温かく迎えて下さいました。

終始一貫して、御夫人の初めてとは思えない温かさに、
私たちは感動しっぱなしでした。


さて、今回は、我らがビーナス(←初めて言ってみた!)、
ピアノ弾きを通じて、このお話が進みました。

最初は、そんなことがあり得るのか!とおっかなビックリだったのを
「大丈夫! 私たちのバックには、マエストロがついている!」
と妙な論理で、背中を後押し。

と時には、大胆になってみるもので、実現したものです。


今回、トリオでは二度目の演奏会となりました。

ピアソラの音楽を通じて、成長著しいのは、
最年少の、我らがヒーロー(←これも初めて言ってみた!)チェロ弾きです。

今回は、プログラムに名文を寄稿したり、
ピアソラの肖像画を「上質紙」で用意してきたり、
バイオリン弾きに合わせて(!)赤いネクタイを選んだり、
準備進行の上で、様々な工夫と提言をしたり、
と、これまで以上の秘めたやる気を見せてくれたのでした。

が、実は、本番当日、病み上がりでして、
今日のKichoのソロは、随分、畳み掛けるんだなぁ~!と
思っていましたら、「咳をこらえるのに必死だった」のだとか!

そんな必死さが隠れてたとは、こっちも必死のバイオリン弾き、
明かされるまで気付きませんでしたよ。


それにしても、舞台装置は、想像以上でした!

グランドピアノの背景は、一面の窓から、
噴水付のプールが見える見事なお庭!

折りしも、青々とした芝生に、紅葉がハラハラと舞い散って、
それはそれは素敵なコントラストになっているのでした。

そして室内に飾られている調度品、美術品の数々!
(全部、本物の絵画に、版画に、屏風です・・・)

音響も、ふかふかの絨毯敷きの割には、よく響く天井でした。

もう、これ以上素晴らしい舞台があるのか!というステージになりました。


何だか、演奏面については、今回も、難しいプログラムを
組んでしまったので、後悔することしきりですが、
それでも、公邸のご夫妻を初めとして、
皆さんに楽しんでいただけたようで、奏者一同ホッとしております。

バイオリン弾きも、何やら、力みすぎていたようで、
帰宅して顔を洗った時に、バイオリンをあてる左あごがヒリヒリとして、
いつも以上に、あざがついておりました!!

どおりで、そんなに食いしばってたら、指が回らないはずですネ・・・。

でも、お会いする度に、私の横髪をひょいとつまんで、
髪に隠れていたあご下のあざを確認しては、
「練習してるな、良し良し!」と微笑んでいたマエストロには、
「良し良し!」と褒めていただけることでしょう!


さて、今回、お茶の時間の焼き菓子を3種類も
朝から用意してくれたのが、ナタリちゃんです。

でも、演奏会後に、「あの人、誰?」と指差したのは、
チェロ弾きが気合を入れて用意したピアソラの肖像画でした~。(大笑い)

そんなオチが着くのが、我ららしいです。

アンケートにも、沢山ご協力いただき、ありがとうございました。
投票結果が出ましたら、またご報告いたします!

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