2009年12月4日金曜日

Vol.7を出来事で振り返る

今回は、初めて11曲ものプログラムに取り組み
(それでも、弾き終わるのは、あっと言う間ですが・・・)、
そのうち6曲は、新曲でしたから、それを乗り越えた
私たち奏者の感慨は、大変大きなものとなりました。

そして、何より、これほどの素晴らしい会場で、
皆さんの温かい雰囲気の中、演奏できたことは、
私たち三人にとって、生涯忘れえぬ演奏機会となりました。

手元には、リベルタンゴ以降の後半の録音しかないのですが、
何度か(!)聴いていくうちに、なかなかよく弾けてて、
終わった直後よりも、「やり遂げた」という喜びが増してきています。

(直後は、「しくじってしまった・・・」の悔いが8割占めてましたので・・)


まだまだ書き足りぬことがあり、今日もまた、違った面からお伝えします。


今回のお客さまのご来場者数は、これまでの倍となり、
本当に感謝申し上げます。

そして、都内ばかりでなく、関東近県、そして、何と三重県から
お越しの方もいらっしゃいました!

ピアソラばかり弾く、という異様にマニアックなトリオですが、
だからこそ、こうして、お好きな人を惹きつける要素を持っているのかな?
と少し自信が出てきました。

そのご期待に答えて(!)、これからも、安心して(笑)、
このマニア度を高めていく所存です。


今回感じたのは、「ブエノスアイレスの秋、冬」への人気です。

これは、もしかすると、日本人にとって、季節のテーマは、
初めての人にとっても、すっと馴染みやすいのかもしれません。

逆に、「フガータ」とか、「ミルトンの肖像」とか、「天使の復活」とか、
テーマも、一見して、なかなかわかりづらいし、
曲自体の風変わりさも相まって、とっつきにくいのかもしれません。

ですけど、これが、ピアソラにのめりこんでいくと、
この“とっつきにくさ”に、きっと、はまっていくんだと思います!


ですので、これからも、プログラムには、初めての方にも、
そして、とにかく大好きという方にも、楽しんでいただけるよう、
試行錯誤して、選曲していきたいと思っています。

また、今回は、ライブ後に、ライブ運営のお手伝いのお申し出を
次々とお受けしました。

本当に有難いことです。

たった二人で始めたことが、演奏会が終わる度に、
こちらの予想以上に、輪が広がってきて、本当に嬉しいです。

今回も、最終的には、こちらの予想を超えるお客さまの数となり、
少数精鋭の(!)お手伝いさんでありましたが、
何かと手間取ってしまいました。

私も気になってはいたのですが、何せ、出演当事者とあって、
演奏にも集中しなければなりませんし・・・ということがありました。

ですので、お手伝い下さる方がいらっしゃれば、
有難くお受けすることにし、より良い演奏会にしていきたいと思います。


そういうわけで、これからも、ピアソラ時間を
どうぞ、よろしくお願いします!

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