2012年1月23日月曜日

Vol.12 ライブinモヒート・パーティ(六本木) 後記-Vn弾き

新メンバーで初めて臨んだ、Piazzolla Time Vol.12、
しかも、サルサ・パーティーの合間でのライブ、という初の試みでした。

正直、どうなるかな??と思っていたのですが、
想像以上に盛り上がり、まずは、新メンバーで、良い滑り出しができました!

なんで、こんなことを思いついたかという始まりは、
毎月第3土曜に開かれている、私のサルサの先生主催のモヒート・パーティで、
サルサのお仲間さんが、「ここで、バイオリン弾かないの?」と聞いてくれたこと、からでした。

思ってもみなかったのですが、木の床だし、広さもアコースティックで弾くにちょうど良いな!
と弾く方向で、すぐに考えてしまう私でした!

ピアノが無いけど、ポータブル楽器のバンドネオンとなら、きっと盛り上がるだろう!
ということで、主催者Steve先生に、企画を持ちかけて、快諾いただけたのでした。

ちょうど、Steve先生のお誕生月ということで、音楽のプレゼント、という趣向に。

Steve先生のバースデーの時のドレス・コードは、赤!と決まってまして、
我ら奏者も、それに習って臨みました。

演奏は、しっとりと昔を懐かしむような曲調の「アベマリア」、
続いて、必ず盛り上がる(!)世界を虜にした曲「リベルタンゴ」の2曲。

先生からは、「生演奏で踊れる」という告知をして下さってましたが、
ピアソラといえば、「踊れないタンゴ」の異名もあり、しかも我らの演奏で??と
当日まで思い込んでおりました。

が!

我らの演奏が始まると、1曲目のアベマリアで、すーっと滑るように、
アンヘルさんら二組のペアが、奏者前のスペースで、タンゴを踊り始めたのです!!!

実に実に、スムーズで、音楽と溶け合っていて、
演奏しながら、感動に陥っておりました!!!

続いて2曲目のリベルタンゴでも、今度は、Steve先生ご自身も加わって、
三組のペアが、素敵に踊ってくださいました!!!

まさかまさか、踊れる曲だったとは!!!

何でこんなに感動しているかというと、
自分たちの演奏で、即興で踊っていただくのは、これが初めてだったので!

ピアソラをずっと弾いてきて、この即興の作り出すノリと、
弾いている目前で、ダンサーさんの心意気が見える素晴らしさに、
新たな境地に達した!と思いました。

これは、まさに、サルサを愛する皆さんの素敵な心意気だとも思います。

実は、このサルサ・パーティーで、多少異質のタンゴを弾く、ということで、
いかに、自然と盛り上がるかのご配慮がありました。

ライブ前のDJタイムでは、最後の曲をタンゴ・バチャータ(←というのを初めて知りました!)で、
我らのライブにつながる選曲をして下さいました。

そして、事前に、タンゴも踊れる人に声をかけていただいたおかげで、
皆さんが感動した、あの場面に遭遇できたのです!

音楽でバースデーをお祝いするはずが、どちらがお祝いされたかわからない、
このホスピタリティーに、改めて頭が下がる思いです。

思ったとおり、木の床で、響き良しでした。

間近で見たバンドネオンの楽器&音色にも、
そして、クラシックとはちょっと違うバイオリンの奏法も、
「初めて見た!」「良かった~!」といろいろな方から、声をかけていただきました。

バンドネオン君も、サルサ初体験でき、良き経験に^^

こうして、サルサ・パーティーで、ピアソラを弾く、
という今年初の大胆な試みは、大成功でした!

今後も、ぜひ機会をいただけたら、Duo、Trio、Cuartetoで、
どこへでも弾きに伺いたいです! 皆さん、よろしくお願いします!

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