Piazzolla Timeでは、この演奏活動に係わる全ての人の
魅力をお伝えする場でもありたいと考えています。
そういうわけで、去年夏のVol.9の時と同じく、今回も、
Piazzolla Time Vol.11(7/3)にゲスト出演いただく、
バンドネオン奏者の仁詩さんに、突撃インタビューしてまいりました。
まさに、ここだけのマニアックなインタビューです。(笑)
今回のインタビューは、1983年7月21日「ラ・セマーナ」で掲載された
ピアソラへのインタビューと同じ質問で、聞いてみました!
<「ピアソラ その生涯と音楽」(マリア・スサーナ・アッシ、サイモン・コリアー著)
の178ページに掲載されています>
仁詩さんのご提案で、ピアソラの回答も併記しています。
*** 以下、インタビュー ***
Piazzolla Time(以下、P): どんな人間でいたかったですか?
仁詩さん(以下、敬称略です): ずっとやりたいことのある人間ですね。
ちなみにピアソラ: バッハかモーツァルト。だけど、彼らは苦しんだな。
P: あなたの性格の特徴は何ですか?
仁詩: 生真面目。
ちなみにピアソラ: 神経質なこと。いつも指を動かしているから。
P: あなたの最大の欠点は?
仁詩: 考えてから動くので、一歩出遅れてしまうところ。
ちなみにピアソラ:考える前に言葉が出てしまうことさ。
P: あなたにとって最悪の事態って何だと思いますか?
仁詩: 音楽ができなくなること。
ちなみにピアソラ: 妻を失うこと。
P: 何が一番嫌いですか?
仁詩: 束縛されること。
ちなみにピアソラ: まずい飯を出されること。
(仁詩さんも「それは僕もです!」と即答!)
P: あなたの好きな名前は? (←ヘンテコな質問ですね!)
仁詩: 海のイメージのする「渚」。
P: (真っ先に「大島渚」を思い浮かべ、)これは男性の名前、ですか?
仁詩: 大島渚じゃないですよ! 女性の名前です。
(と、ナイスつっこみでした)
ちなみにピアソラ: ウィンディー、サニー、スム。私の三匹の犬の名前だ。
P: 警察官と聞いて、何を連想しますか? (←何ていうインタビュー!)
仁詩: 年度末に、違法駐車を取り締まってるイメージですね。
ちなみにピアソラ:嫌悪。武器を持つ奴には嫌悪感を持っている。
P: どんな自然界の能力が欲しいですか?
仁詩: エラ呼吸ですね。そしたら、海にずっと潜っていられますよね!
P: (思わず)笑!
ちなみにピアソラ: 鳥のように飛べること。
P: どんな風に死にたいですか?
仁詩: コンサートの終わった次の日の朝、すーっと眠るように。
P: 演奏中ではなく?
仁詩: 演奏中では、いろんな人に多大な迷惑がかかるので!
ちなみにピアソラ: 激しく。
P: あなたのイデオロギーとは?
仁詩: 束縛されないで自由でいられること。
ちなみにピアソラ: 唯一の政策は音楽。私はアヴァン・ギャルドさ、解放だよ。
以上、1980年代のピアソラと同じ質問に、回答いただきました。
P: では最後に、今回のライブへの意気込みを!
仁詩: (去年のライブと違って)チェロがいない分、それぞれの負担は大きくなりますが、
Piazzolla Timeのお二人と力を合わせて、良い音楽を作れるよう頑張ります。
*** インタビュー 以上です ***
仁詩さんには、ご多忙な中、次の本番に向かう道すがら、
インタビューにご協力いただきました。
このような、いつも協力的な姿勢に、私たちは心打たれるのであります。
このまたとないインタビューをお読みになって、
仁詩さんの音楽家魂、お人柄が伝わってきたでしょうか??
それにしても、音楽家とは、どんな質問が待ち受けているのか、
わからないものですね!笑
ぜひ、興味が沸いてきた方は、仁詩さんのバンドネオンが、
超間近で聴ける7月3日ライブへ!
そして、いまや全国でライブされてますので、ライブへもぜひ足をお運び下さい。
ライブ情報は、仁詩さんWebサイトを!
http://hitoshi-bn.jeez.jp/index.html
仁詩さん、ありがとうございました。
そして、7月3日に向けて、どうぞ、よろしくお願いします!!
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