2010年7月27日火曜日

初合わせ(2010年7月)

初めての印象が鮮烈なうちに、記録しておくことにします。
二度目の「初めて」があるわけでないので!

7月25日は、我らTrioがバンドネオンと初合わせした、
バンドネオン記念日。

この日ほどの強烈なインパクトといえば、ないでしょう!

CDでは、バンドネオンの音を何度となく聴いているけれど、
すぐそばで、しかも生音で聴くなんていう贅沢は、この日が初!

いちいち、聴き入ってしまうやら、
いつも弾いている曲が、まったく別物に聞こえるやら、
譜面もいつものではなく、直前にカルテット用に変えたので、
弾き込みが足りないやらで・・・と、極めて刺激的な体験となりました。

そこで直面したのは、憧れと現実の違い!

聴いているだけでは、「良いな~」で済むわけですが、
実際、合わせる身となってみると、なかなか難しいのです。

弾く手がついていけない、という感じでしょうか!
たぶん、身体がビックリしてる、この衝撃に!

先日のリシャール・ガリアノの「家構造」理論でいうなら、
結局、「メロディ・リズム・ハーモニー」の全てが、
ダメダメだったのか!という現実ですね~(笑)

今、ここで、知ることができて良かった!と思うのですが、
何分、本番まで1ヶ月しかないし、ピアノ弾きも不在だし、
突如、不安の方が大きくなってきてしまいました。

でも、まぁ、1ヶ月でやれるところまで頑張ってみよう!
というのが、即座に出した結論です。

チェロ弾きとも、8月に強化練習日を作ることに決めました。

今まで、音源は聴いても、絶対に弾けっこないから、
ほんの少しの参考程度にとどめ、どちらかというと、
「弾ける範囲で」しか弾こうとしてなかったのですね。

実は、それでさえ難しかったワケですが。
ピアソラを弾くってことは!

でも、それでは、それ以上の成長はないわけですし、
今回、いかに音源に近づけ、曲に命を吹き込むか、
といったことに初めて挑戦するのだと思います。

沢山のアドバイスは、今までの疑問を解決するものでもあり、
本当に勉強になりました。

今回で最後の本番になるチェロ弾きにとっても、
最後のはなむけ(!)としては、我ながら、
良い贈り物になった!と心から思いますね。

生涯忘れることなく、感謝して欲しいね!(笑)

しかし、これからが、我らの葛藤の始まりですね。
弾きたいレベルに、どこまで持っていけるかの!

猛暑が続きそうな、この夏。
ピアソラの音楽を軸に、また新たな試練と戯れる毎日です。

これもまた、二度とはない夏!

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