“2”並びの日曜の昼下がり、今年2度目のTrio練習をしてきました。
場所は、先日のサロンを再びお借りすることができました。
本当に有難いことです。
曲数をしぼって練習した方が良いとわかっていながら、
あれも、これも、と弾いてしまっています。
スアレス・パス氏の生演奏を2回聴きに行き、
また、間近でも見て、聴くことが出来た経験の後では、
ようやく「タンゴ耳」というのが出来つつあるように思います。
そして、その耳で聞こえてくる、わたし達の音楽は、
どうにも、“別の”音楽に聞こえきてしまうのでした。
と言って、具体的に「このようにする!」とも
示せない自分がおります!!
さらに、録音を録ってみて、これまたテンポ感の崩れた、
ヒドイ(!)自分の弾きっぷりをも発見するのでした~。
マエストロのおっしゃるように、そりゃ、とにかく、
弾いて、弾いて、弾くしか方法は無いわけです。
あとは、自国語がいつの間にやら、しゃべれるようになったのと
同じように、タンゴのリズムを身体に染み込ませ、なじませなければ!
ピアソラも、例の本の中で語っていましたが、
自分たちの弾きたいように弾いていてはダメなのです。
(ステージの上でクソしているのを見られているようなものだ! by ピアソラ)
情熱的のようでいて、実は極めて冷静に弾かねばならない音楽です。
そうすることで、それぞれのソロが引き立つし、
曲の流れにメリハリもできます。
また、「いつ演奏会するの?」と有難くも尋ねられてしまいました。
6月頃かな?と、バイオリン弾きは、あれこれ場所を想定し、
ソロバンをはじき、練習計画をめぐらせ始めているところです。
そろそろ、Trioデビューを考えても良い頃合でしょう!
2 件のコメント:
この「情熱的のようでいて、実は極めて冷静に弾かねばならない」というのは、僕も聞いたことがあります。
ピアソラの音楽をCDでしか聴いたことがなかった頃は、それこそ「髪を振り乱して、汗だくで」みたいな激しい演奏シーンを思い浮かべてましたが、初めてDVDを見て、思いがけず淡々と弾いていたので驚きました。
あれは「マイクの集音エリアから外れないように弾く」というだけじゃないのかも知れませんね。
団子さん、
そうなんですよね!
もしかすると、日本人の考える「情熱」と、その表現法は違うのかもしれず。
このことは、マエストロから教わったセクレートの1つです。
頭で考えて、そして、冷静に弾くことで、
聞こえてくる音楽には、情熱がこもるようです。
何より、弾くことへの集中力が増しますよね!
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